2012年08月04日
ケンムンふぇすた 7月29日レポート

ケンムンイベント第二弾は、7月29日(日)に、奄美パークで開催されました。いやあ、この日のために何ヶ月も準備を進めて来たのですからね。気持ちが入りますよね、パーク広場には、いっぱいのケンムンたち。どのイラスト絵や写真も、素晴らしい!スタッフはお揃いのホットピンクのTシャツでお出迎えです。
そして、ばしゃ山の着ぐるみ(ケンケンとムーンちゃん)も助っ人に登場してくれて、いよいよ開幕。宮崎緑園長は、この日、石川県から奄美に到着。ご覧のような大島紬の衣装で登場してくれました。そして、節田保育所のかわいいケンムンの歌と踊り。いやあ、4〜5歳児の子たちが、舞台いっぱいに活躍してくれました。
「けんむんとこーみにゃ」、「ぶながやってなあに」の絵本紙芝居のあとは、奄美のケンムン(恵原義之さん)と、沖縄のブナガヤ(小浜晋さん)トークショー。さすが、先輩がたであります。こちらは、頭がいっぱいなのに、なんだかほんわか気分で、お互いの特徴やら心配事などを話してくれました。最後には親戚であることを確認。来年が楽しみなコーナーであります。また、話を引き出してくれたやさしい町コーディネーターにも感謝であります。
あっという間に時間は過ぎて、授賞式となり、宮崎園長が途中、東京へ帰るという超多忙の代役を私めがお引き受けして、授賞式はなんとか終了。アキノンとケンムンズfrom商工水産ズによる揺ったリズムのミニライブでは、観客も思わず歌い出してました。そして、ラッピングバスの登場!!ケンムン大賞と各部門最優秀作品を道の島バスにラッピングして、記念写真をパチリ。いやあ、真夏の太陽のもと、バスはとっても映えていましたね。
こうして、2時間のイベントはあっという間に終了。夜の懇親会では、30名超のメンバーが屋仁川の居酒屋に終結。二次会まで大いに盛りあがったのでありました!!


ところで、これ、ポスターに合わせたケンムン弁当。スタッフだけの特注品であります。なんやかんや、いろいろケンムンづくしの一日でした!!
イベントは一日でしたが、来年は奄美群島復帰60年なので沖縄北部から、やんばる交流の市町村長方が来島の予定。キジムナーとケンムンの兄弟姉妹の絆宣言を行うことになっています。2年目でこんなに発展してきたことは、すごいこと。実行委員会の面々、イベントに御協力いたただスタッフの皆様、そして遠路はるばる奄美に来て下さった沖縄の講師の方々、奄美の講師の方々、イラスト&写真を応募してくださった方々、イベントにご来場の皆さん、本当にありがとうございました!!反省はいろいろありますが、とりあえず、これで締めといたします。んじゃ、また〜!ありがとうございました!!


Posted by hamayuri
at 19:16
2012年08月04日
ケンムン大賞
ええっと、奄美パークでのケンムンイベントの前に、ケンムンイラスト&写真コンテスト審査がございました。7月19日のことであります!
写真審査は、写真家濱田太と、常田守の両人。イラスト審査は、田中一村記念美術館学芸専門員の掘脇先生と、奄美美術家協会の久保井さんでした。写真は、一般からがほとんどで92点。イラストは、659点という昨年の倍近くという応募数です。イラストは本当にいろいろな力作にあふれ、甲乙つけがたいものがいっぱい。9月3日まで奄美パークで展示しておりますので、皆様、是非、イラスト&写真コンテストの力作を見て下さいませ。
イラスト部門ケンムン大賞と、写真部門ケンムン大賞の作品を掲載いたしますね。

写真審査は、写真家濱田太と、常田守の両人。イラスト審査は、田中一村記念美術館学芸専門員の掘脇先生と、奄美美術家協会の久保井さんでした。写真は、一般からがほとんどで92点。イラストは、659点という昨年の倍近くという応募数です。イラストは本当にいろいろな力作にあふれ、甲乙つけがたいものがいっぱい。9月3日まで奄美パークで展示しておりますので、皆様、是非、イラスト&写真コンテストの力作を見て下さいませ。
イラスト部門ケンムン大賞と、写真部門ケンムン大賞の作品を掲載いたしますね。


Posted by hamayuri
at 15:21
2012年08月04日
第2回奄美ケンムンふぇすた(7月28日)
みなさま。ご無沙汰しておりました。さて、今年のケンムンふぇすたも大盛況のうちに、終了いたあしました。なんか、脱力感でブログもアップできないままでした。申し訳ございません。一週間後のアップになりましたが、遅ればせながらご報告申し上げます。
さて、実行委員会組織で様々な準備をしてきた今回のイベントですが、大きなテーマは「沖縄との妖怪交流」。第一日目は、奄美市街地のAiAi広場にて、アカデミックに沖縄の小妖怪「キジムナー」と奄美のケンムンを語るイベント。講師には様々な方々をお招きいたしました。まず、午後1時に、奄美でケンムン映画製作を企画している龍村仁監督の「地球交響曲」鑑賞。しかし、開始時間が新聞では午後1時30分開始とのことだったので、遅れてやった来た方々もいました。これは反省材料。「愛しのけんむん」と題して講演。
次に、研究報告として登壇された方々は、環境省自然保護官の田中準氏ほか、民俗研究者の琉球大学名誉教授の津波(つは)高志先生、同じく琉球大学の大学院生でアルゼンチンからの留学生マッザロ・ヴェロニカさん、奄美瀬戸内町図書館•郷土館学芸員の町健次郎さん、奄美郷土史家の弓削政己さんという超豪華メンバーで、次々とご自身の専門分野のなかで沖縄と奄美の小妖怪を取り上げたのでした。




自然と、民俗学、歴史のなかで「ケンムン」が取り上げられたのは、おそらく今回が初めてだったのではないでしょうか?特に、奄美の歴史のなかで、「ケンムン」は薩摩藩による規制もあったというのが提出されたのが、ものすごい収穫であります。奄美の島人は、ケンムンを畏れそこの樹木などを切らないでいたが、薩摩藩は、ケンムンを土地開発の疎外要因と位置づけ、鹿児島の下人をやとって開墾を進めたというのです。1964年の喜界島代官に宛てた「申渡」文書は、ケンムンという文字が歴史史料に初出されたものということでした。弓削さん、始めは、ケンムンはご自身のテリトリーではないとの尻込みをされていたのですが、これは素晴らしい発見。うう、うれしい限りであります。開発の遅れがすなわち、奄美人が、ケンムンがいる神山を畏敬していた現れであるということでした。
津波先生は、「キジムナーには頭に皿がないが、奄美のケンムンには皿があるものともいわれる。これは、薩摩の影響」と見抜かれました。キジムナー撃退法に、放屁や睾丸をつつく等があることも紹介。これは奄美ではないですね。でも,喜界島では放屁したねといったら、ケンムンが逃げて行ったという話を聞いたことがあります。町さんは、ケンムンが山から降りるということに着目し、山の神と(庚申)比較する必要を指摘。また、私が以前気にしていた与論島のイシャトゥと、徳之島のイッサンサン、オキナワの蟷螂(イサトゥ)との関係にも及び今後が大変興味深いものでありました。ヴェロニカさんは、そのイシャトウとケンムンについて発表。島々でキャラクター化できるのは、ケンムンだけで、つまり、ケンムンは奄美群島の小妖怪の勝ち組と定義されました。なあるほど〜。面白い表現ですね〜!
こうして様々な発言があり、迎えたシンポジウムでは、原口泉(志学館大学教授)が飛び入り参加され、中山ケンムン村村オサのコーディネートのなかで、初めての妖怪シンポが開催されたのでした。なかでも面白かったのは、鹿児島では妖怪は退治する対象であるのに、奄美のケンムン話には退治するという話が出て来ないこと。なあるほど〜。島人は、たまがる(怖がる)畏敬の念があったということなのでしょうね。ケンムンを通して、島人の自然への思いが見えた一日でした!!
さて、実行委員会組織で様々な準備をしてきた今回のイベントですが、大きなテーマは「沖縄との妖怪交流」。第一日目は、奄美市街地のAiAi広場にて、アカデミックに沖縄の小妖怪「キジムナー」と奄美のケンムンを語るイベント。講師には様々な方々をお招きいたしました。まず、午後1時に、奄美でケンムン映画製作を企画している龍村仁監督の「地球交響曲」鑑賞。しかし、開始時間が新聞では午後1時30分開始とのことだったので、遅れてやった来た方々もいました。これは反省材料。「愛しのけんむん」と題して講演。

次に、研究報告として登壇された方々は、環境省自然保護官の田中準氏ほか、民俗研究者の琉球大学名誉教授の津波(つは)高志先生、同じく琉球大学の大学院生でアルゼンチンからの留学生マッザロ・ヴェロニカさん、奄美瀬戸内町図書館•郷土館学芸員の町健次郎さん、奄美郷土史家の弓削政己さんという超豪華メンバーで、次々とご自身の専門分野のなかで沖縄と奄美の小妖怪を取り上げたのでした。





自然と、民俗学、歴史のなかで「ケンムン」が取り上げられたのは、おそらく今回が初めてだったのではないでしょうか?特に、奄美の歴史のなかで、「ケンムン」は薩摩藩による規制もあったというのが提出されたのが、ものすごい収穫であります。奄美の島人は、ケンムンを畏れそこの樹木などを切らないでいたが、薩摩藩は、ケンムンを土地開発の疎外要因と位置づけ、鹿児島の下人をやとって開墾を進めたというのです。1964年の喜界島代官に宛てた「申渡」文書は、ケンムンという文字が歴史史料に初出されたものということでした。弓削さん、始めは、ケンムンはご自身のテリトリーではないとの尻込みをされていたのですが、これは素晴らしい発見。うう、うれしい限りであります。開発の遅れがすなわち、奄美人が、ケンムンがいる神山を畏敬していた現れであるということでした。
津波先生は、「キジムナーには頭に皿がないが、奄美のケンムンには皿があるものともいわれる。これは、薩摩の影響」と見抜かれました。キジムナー撃退法に、放屁や睾丸をつつく等があることも紹介。これは奄美ではないですね。でも,喜界島では放屁したねといったら、ケンムンが逃げて行ったという話を聞いたことがあります。町さんは、ケンムンが山から降りるということに着目し、山の神と(庚申)比較する必要を指摘。また、私が以前気にしていた与論島のイシャトゥと、徳之島のイッサンサン、オキナワの蟷螂(イサトゥ)との関係にも及び今後が大変興味深いものでありました。ヴェロニカさんは、そのイシャトウとケンムンについて発表。島々でキャラクター化できるのは、ケンムンだけで、つまり、ケンムンは奄美群島の小妖怪の勝ち組と定義されました。なあるほど〜。面白い表現ですね〜!
こうして様々な発言があり、迎えたシンポジウムでは、原口泉(志学館大学教授)が飛び入り参加され、中山ケンムン村村オサのコーディネートのなかで、初めての妖怪シンポが開催されたのでした。なかでも面白かったのは、鹿児島では妖怪は退治する対象であるのに、奄美のケンムン話には退治するという話が出て来ないこと。なあるほど〜。島人は、たまがる(怖がる)畏敬の念があったということなのでしょうね。ケンムンを通して、島人の自然への思いが見えた一日でした!!
Posted by hamayuri
at 14:11